安中市合併10周年記念式典 式辞

 本日ここに、「安中市合併10周年記念式典」を挙行いたしましたところ、ご多忙中にもかかわらず、ご来賓をはじめ多くの市民皆様のご列席を賜り、10周年を共にお祝いできますことに、心より感謝を申し上げます。
 また、深いご縁があります友好自治体の皆様にも遠路お祝いに駆けつけていただき、厚く御礼を申し上げます。
 さて、本市は、平成18年3月18日に旧安中市、旧松井田町の1市1町で新設合併し、新たな歴史を刻んで参りました。
先人達が積み上げてきた、豊かな歴史を持つ2つの街が合併し、それぞれの良さを活かし合い、課題を乗り越えながら、今日を迎えることができました。
 これも一重に国、県、近隣の自治体を始め、関係機関の皆様の格別のご指導と市民皆様のご尽力の賜物とここに改めて敬意と感謝を申し上げます。
 この10年を振り返りますと、事業として小中学校の大規模改修やバリアフリー化、エアコンの設置など、子ども達の学習環境の改善を図り、交通網整備では、国道18号と磯部地区を結ぶ簗瀬大橋の開通、一昨年は、西毛広域幹線道路の安中工区が着工の運びとなりました。
 防災面では、五年前の東日本大震災、一昨年2月の豪雪、台風による大雨災害等を経験し、市民の命を守るために、日頃からの備えがいかに大切か改めて痛感いたしました。
 これまでに避難所の充実・強化、災害時保健マニュアルの作成、福祉避難所の指定、災害時相互応援協定の締結や総合防災訓練を行う等、災害に強いまちづくりを進めてまいりました。今後も更に強化して参ります。
また、若い世代が定住できるまちづくりを目指し、中学生までの医療費無料化や子どもを産み育てやすい環境づくり、学校給食の無料化などに取り組みました。
 観光振興では、めがね橋をはじめとした碓氷峠周辺の整備や富岡市、長野県軽井沢町との2市1町による県域を越えた観光連携協議会を発足し、それぞれの地域の魅力である歴史文化遺産や観光資源などを活用し、観光連携を図り地域の活性化を図ってまいりました。
 さらに、現在は体験型の観光や物産販売、誘客や地域連携のための情報発信など総合的な観光事業を展開する新しい観光推進体制「安中版DMO」づくりを進めております。その他にも多くの事業を展開して参りました。
地方創生が叫ばれる中、今、私達ひとりひとりが地域の未来を自分のこととして考え、そして一緒に汗を流すまちづくりが求められています。ふるさとに対する思いや愛着こそが、これからのまちづくりの原動力になると考えています。
 安中市は、本年策定した地方創生総合戦略の政策目標を「産業を育て安心して働ける環境をつくる」「結婚・出産・育児を応援する環境をつくる」「子どもの成長を地域で見守る環境をつくる」「安中市に行きたい・住みたい人を増やす」そして「人口減少に対応した自立した地域をつくる」ことを掲げ、市民と協働によるまちづくりに取り組んでまいります。
 新しい安中市となって歩んできたこの10年の間に、社会情勢は大きく変化して参りました。少子高齢化・人口減少が進むなか、産業振興や地域の活性化、社会基盤の整備や、行政改革の一層の推進等、抱える課題も山積しておりますが、この10年間で築いた土台を基に、市民と行政が力を合わせ、20年、30年先を見据えたまちづくりに、全力で取り組んで参ります。
 なお本年は、市民提案による14の事業も含め、各種記念イベントを通年で開催し、市民の皆様とともに合併10周年をお祝いしていきたいと考えております。ぜひご参加、ご協力をお願いいたします。
 また、様々な取り組みを市内外に積極的に発信し、より多くの皆様に「安中」を知っていただける機会にしたいと考えております。
 また平成29年度には、花と緑のぐんまづくり・ふるさとキラキラフェスティバル開催を予定しております。このような機会を通じ、さらに交流人口を増やし、移住、定住にもつなげていきたいと考えております。
 10周年という節目を新たなスタートとし、皆様と共に輝かしい安中市の未来に向かって進んで参ります。
 今後ともより一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに本日ご臨席賜りましたご来賓、並びに市民皆様のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして式辞といたします。

平成28年3月27日     安中市長   茂木 英子