市民ふれあいトーク

出席団体 音あそびの会 たんぽぽ (居場所づくり支援ボランティア団体 ビーイング)
日時 平成27年8月5日(水)午前10時から11時
会場 原市公民館
団体概要 2011年7月設立
音楽の力で、コミュニケーションが苦手な現代の人たちに対し、楽しい時間を共有し、他者との関わりを高める活動をしています。心と身体を健全に導く支援。年間約50カ所の施設やサロンで活動しています。
中学卒業後からのひきこもりといわれる方々への居場所づくり支援を新事業として立ち上げました。                                       
代表あいさつ

〔代表〕
タンポポは、震災の年に音楽の力で、皆さんに元気になってもらいたいと考え、7月に立ち上げました。音あそびということで、2曲の童謡を同時に演奏してクイズをしたり、楽器を持ち寄っていただき、簡単な合奏をしてみたり、歌を歌ったりしています。わらべ歌や唱歌など昔懐かしい歌を大事にしながら演奏しています。
お仕事ができなくなり、お家にこもりがちな方にもメンバーに入っていいただきながら、活動を続けました。その人たちもとても元気になり新しいお仕事に就いたり、会の中でも積極的に動いてくれ、とても前向きになってくれました。メンバーの中に渋川の方もいるので、渋川と安中の施設を年間50カ所以上訪問し活動しています。
また、不登校支援にも関わっており、前橋で活動されているNPOカウンセリング&コミュニケーション・ミューの山本先生が取り組んでいるODSへ不登校の子どもをボランティアで連れて行ったことがありました。子どもも連れて行くととても喜んでくれて、「俺が何する、私はこれが出来ます」など前向きな発言を聞けたりします。
前橋で学んだこと生かし、安中でも支援ができないかと考え、民生委員の皆さんなどにも参加いただいて、ミュー代表の山本先生の指導をいただきながら、支援がなかなか受けられない中学卒業後からのひきこもりといわれる方々への居場所づくり支援を行っていくボランティア団体ビーイングも立ち上げました。

先生演奏

〔市長〕
ひきこもりで困っている方が安中にもいらっしゃるのではないかと考え、昨年、ひきこもり・ニートへの支援の講演会を開催しました。320名くらいの参加をいただき、その中から230名くらいの方にアンケートの提出もいただきました。この問題に対する関心の高さを感じました。
ひきこもりの対応は2通りに分けられると思います。
1つは、当事者にどうアプローチするか。もう1つはひきこもりを支援する方へのアプローチです。

市長

〔代表〕
ひきこもりから立ち直りはすぐにできるものではありません。1年かかるか2年かかるかわかりません。支援者が継続的に働きかけないとできないことではないかと先生と勉強しているうちに感じました。
 
〔山本先生〕
このODSという事業は、前橋市の教育委員会が施策を持ってハードの部分を作ってくれました。われわれ支援者は、ハードの部分は無くて、アメーバーのようにどこへでも入っていけますが、きちっとした施策がないと長続きできません。お金がかかりますし、支援の質が恒常できません。施策と息吹を与える実践者と実践者を育てる役割の者が必要です。
市長さんの思いをきちんとした施策にしていただき、ハードの部分を作っていただかないと形がないと崩れてしまいます。ビーイングも最初はみんなの思いでやっていますが、継続するためには、当事者と家族、支援者を支える施策が必要です。

〔代表〕
在学中であれば、相談室や保健室など来てもらうこともできますが、中学卒業後のひきこもりの方の場合出てきてもらう場所がない。居場所が必要。居場所を借りるにもお金がかかり、行き詰まってしまいます。

〔市長〕
空き家有効活用の取り組みも研究しています。   

〔山本先生〕
スペースだけを提供してくれるのは簡単。年間経費(電気・ガス・駐車場など)がかかります。そういった活動費も含めた視点で空き家対策を立てていただかないと、行き詰ってしまいます。活動面でどのくらいお金がかかるかを行政の方がわかっていていただく必要があると思います。

〔市長〕
高齢者のサロンづくりに補助金を出したりしています。今いろいろ研究させています。空き家を有効活用して活動する場合は、必要経費の何分のいくつ出しますよという先進地的な事例もありますので、その研究をしてもらっています。
ボランティア活動は自分自身が磨かれるので得るものがとても大きいですが、楽しく続けられないと負担感と責任感だけでは先細りになってしまいます。

〔山本先生〕
活動しやすい環境や活動を理解してくれるなどの行政の方の配慮が私たちを息づかせます。

〔この後、皆さんから参加のきっかけや、活動に対する思いなどを聞かせていただきました。〕

先生演奏

〔市長〕
長い時間ありがとうございました。高校生の息子さんのご意見もお聞かせいただきましたし、いろいろ関わってこられた経験、これからの活動の中で何ができるか考えていきたいというお考え、体育会系の方もいれば、文科系の方もいて、幅広い方々に参加いただいています。これが活動の力になる、強みになるのだと思います。市民の皆様の力を生かしていけるようなまちづくりが大切だとつくづく感じました。皆さんの活動が地域のためになることはあきらかですので、楽しみながら、息抜きもしながらぜひがんばっていただきたいと思います。行政も皆さんの活動を生かせる、前に進めるような体制を作っていけたらと思っています。大変勉強になりました。ありがとうございました。