ジカウイルス感染症(ジカ熱)について
今年、中南米を中心に、ジカウイルス感染症(ジカ熱)が多数報告されています。
ジカウイルス感染症は、デング熱およびチクングニア熱と同様、蚊を媒介して感染します。
妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがありますので、妊娠中の方や妊娠の可能性のある方は流行地域への渡航を控えてください。
【感染経路】
ジカウイルス感染症(ジカ熱)の感染経路としては主に次のものが挙げられます。
■ ウイルス感染者の血を吸った蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します。
■ 性行為により男性からパートナーへ感染した事例が報告されてます。
【症状】
潜伏期間は2~7日で、発症すると発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などがあり、発熱は軽度です。
しかし、妊娠中の方が感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害を来すことがあります。
【予防対策】
■ 流行地域に渡航される方は、虫よけ剤の使用や肌の露出の少ない衣服を着用するなど、蚊に刺されない対策をしましょう。
■ 流行地域から帰国した方は、症状の有無にかかわらず、虫よけ剤を使用するなど蚊に刺されない対策を少なくとも2週間は継続して行うことを推奨します。
■ 妊娠中の方、妊娠の可能性のある方は流行地域への渡航を控えてください。
■ 流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、最低8週間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
【関連リンク】
■ ジカウイルス感染症について(厚生労働省)
■ ジカウイルス感染症の流行地域(厚生労働省)
お問い合わせ
健康づくり課 予防係
電話:027-382-1111