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令和7年11月8日(土曜日)、安中市商工会館3階会議室にて、あんなか創業支援ネットワークが主催する【第4回 高校生ビジネスプランコンテスト】を開催しました。

コンテスト当日の様子。プランに合わせたゆるキャラの提案があり、当日はぐんまちゃんぬいぐるみにオリジナルのゆるキャラ風の衣装を着せ臨んでいた
平成30年に第1回大会を開催した【高校生ビジネスプランコンテスト】は、感染症の影響により一時は中止になっていました。昨年度より再開することができ、本年度 無事に4回目の開催を迎えることができました。
群馬県信用組合を主体とし、商工会、日本政策金融公庫、市など関係機関が協力して、市内の創業希望者をさまざまな視点からサポートする組織のこと。高校生ビジネスプランコンテストのほか、市役所を会場とした年5回の創業&事業承継相談会などを実施し、安中市内の創業機運の醸成のため尽力しています。
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市内の高等学校に属する生徒たちが作成した、身近なアイディアに基づいた【ビジネスプラン】を発表するコンテスト。あんなか創業支援ネットワークが出張授業などを行い、ビジネスプランの組み立てを支援することで、将来の地域を担う若い世代の、自ら学び考え課題を解決する力を身につける機会を作るとともに、ビジネスや起業に対する意識の向上を目指しています。
群馬県信用組合が発行する広報誌「Shin」の2024年12月号にて昨年度のコンテストの様子が特集されました。
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本年度は市内2校の高等学校に対し出張授業を行い、コンテンストへの参加を募ったところ、安中総合学園高校から2チームが出場しました。
当日の発表では地域や身の回りの課題を発端としたビジネスプラン自体もさることながら、スライドの構成、発表時の堂々としたふるまいなどいずれも素晴らしいもので、審査員たちによる審査も白熱しました。特に発表の中では「プランに説得力を持たせるためのアンケートや調査などの事前リサーチ」や、「プランの一部を実際に実行する予定」にも触れられており、コンテストを超えたビジネスプランへの真摯な取り組みがうかがえました。一方で、「ビジネスにあわせたゆるキャラの提案」や「キャッチーなフレーズのサービス名」など高校生らしいユニークな工夫も盛り込まれていました。
審査委員として、あんなか創業支援ネットワークの構成組織である【株式会社日本政策金融公庫】の高崎支店長、【安中市】のみりょく創出部長のほか、審査委員長として地域を代表する企業100選にも選出された市内の企業である【株式会社 アクロバティックス】の依田代表を招き、金融機関・地域振興・ビジネスマンそれぞれの目線から講評をいただきました。総評として依田審査委員長からは、どちらのプランについても「ターゲット(顧客)層がしっかりと絞られていること」「身近な課題をビジネスチャンスに繋げたこと」に対し高い評価がなされました。
また、依田審査委員長には 特別に講演回も実施していただきました。自らの事業を例に、磯部温泉地域全体の未来を見据えたビジネスプランをテーマとした講演で、参加した生徒たちも真剣に聞き入っていました。
来年度以降も開催するに当たり、よりよいコンテストにするためにはどうすればよいか、市商工課はもちろん、ネットワークの構成委員全体で検討しています。コンテスト自体の開催は11月ですが、出張授業を行うため 新年度のカリキュラムが決まるより前に事業は動いています。
「地域の創業機運を醸成する」という目標の達成はもちろんのこと、地域の高校生にとってもよい経験になるよう一層がんばりますので、今後の活動にぜひご注目ください!
