旧丸山変電所

令和4年度の内部公開はありません


 丸山変電所は碓氷線が幹線鉄道ではじめて電化されたことに伴い、明治45年に建設された。煉瓦造り建築の最盛期のもので、純煉瓦造り。また、当時の鉄道・電気の最先端技術が導入された。碓氷峠を通過する電気機関車の心臓部の役割を果たしていた。堂々とした姿が、鉄道の歴史を伝える。
 建物2棟(蓄電池室、機械室)の煉瓦造からなる。軽井沢側の機械室には450kwの回転変流機2基と500kVAの変圧器2基が収められ、ここで交流6600ボルトを直流650ボルトに変換した。横川側の蓄電池室には312個の蓄電池が設置され、列車が通らない時に充電し、列車の登坂時に放電して電力を補っていた。
 平成6年12月27日碓氷峠鉄道施設として国の重要文化財の指定を受け、老朽化に伴い、平成12年度より改修工事を進め平成14年7月に終了した。

丸山変電所の外観画像

旧丸山変電所
(平成14年9月18日撮影)

アプトの道からの撮影した丸山変電所

アプトの道からの撮影
(平成14年10月2日撮影)

丸山変電所の東側にあるコスモス畑からの撮影した丸山変電所

旧丸山変電所の東側にあるコスモス畑からの撮影
(平成14年10月2日撮影)