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磯部詩碑公園

ページID:0002037 更新日:2023年7月18日更新 印刷ページ表示

磯部駅を降りると碓氷川を望む場所に緑あふれる磯部公園が広がります。かつてこの地を訪れた多くの文学者が作品を残しました。公園内には大手拓次・萩原朔太郎・北原白秋らを始めとする詩人や歌人たちの15の詩碑があります。

磯部公園詩碑

詩碑紹介

表1
1. 阿部 真之介恐妻碑
「恐妻とは 愛妻の いわれなり」
2. 松坂 一音楽碑
「小組曲管弦楽第一旋律幼き夢」・・・松坂 一作曲
3. 大手 拓次詩碑
4. 萩原 朔太郎神保 光太郎保田 与重郎 〜拓次をめぐる友情の碑
昭和12年2月、拓次の墓参に弟子の神保 光太郎・保田 与重郎をともなって来磯した時に書き残していったもの。
5. 岡田 太京句碑
「残菊や おのれ欺く 髪染めて」
6. 室生 犀星歌碑(碑にもちいた石は、碓氷川特産赤モジ石)
「目の見えぬ 酒は遠くに うき友の まなこはかつと 見ひらきにつつ」
7. 山口 薫詩画碑
「夏くさの しげれるままに 夏たけて クマと 行く路」
山口画伯は毎年磯部に遊んだ。来れば夜を徹して呑み明かすのが常例だった。この詩は画集の讃であるが、おそらく絶筆だと思われる。

8.

水原 秋桜子句碑
「簗のうへ 峠の雷の とどろける」
昭和45年8月「馬酔木」安中支部の招待で、磯部簗に会食したときよんだ句。
9. 巌谷 小波句碑
「竹の春 雀千代ふる お宿かな」
大正10年磯部温泉来遊の作。
10. 村上 鬼城句碑
「泉わくや ときどき高く 吹きあくる」
大正15年6月、磯部温泉組合が鬼城を招待した時、間歇泉の磯部温泉をみてよんだ句。
11. 若山 牧水歌碑
「湯の町の 葉ざくら暗き まがり坂 曲り下れば 渓川の見ゆ」
大正6年6月磯部温泉の作。
12. 久保田 万太郎句碑
「温泉の町の 磧に尽くる 夜寒かな」
大正14年の作。3・4年前の磯部を思い出して作ったという。
13. 吉野 秀雄歌碑
「岩に湧く 薬の水に 長き夜の 暗き灯かげば 射し及びたり」
昭和14年作
14. 川田 順歌碑
「冬ざれの 湯の町に向き 焼土の 層あらはなる 河原の小丘」
大正4年磯部宿泊の作。
15. 湯浅 半月歌碑
「空にたつ けむりの末に 見ゆる哉 あさまの峰の 秋のはつ風」