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不安をあおり契約させる点検商法(屋根修理など)

ページID:0001605 更新日:2023年7月18日更新 印刷ページ表示

 住宅の屋根や床下を「無料で点検します」と突然、自宅に訪問してきた業者から「このままでは大変なことになる」などと不安をあおられ、不要不急の高額な工事をさせられたというトラブル(いわゆる点検商法)に関する相談が、消費生活センターに寄せられています。
 屋根や床下など消費者が容易に確認できない部分は、本当に不具合があるのか消費者の側で判断することは難しく、言われるがまま点検に続いて工事の契約をしてしまう実態があります。
 また、大雪などの自然災害で壊れた箇所等を火災保険で修理ができるといって工事の契約を勧めたり、点検の際に撮影したという動画等をみせて修理をさせるなどの事例もありますので、ご注意ください。

事例

  • 「屋根の瓦がずれていて心配だ。工事をしないと大変なことになる」と来訪した業者に言われて屋根工事の契約をしたが、解約したい。
  • 隣で屋根工事をしている業者から、「お宅の屋根が剥(は)がれているのが見えた。火災保険を使って負担なく修理ができる」と言われ、契約したが、解約したい。
  • 高齢の母の家に、以前施工した屋根のふき替え工事の点検として業者が訪問し、高額な外壁塗装工事を勧められて契約してしまったようだ。クーリング・オフしたい。
  • 排水管洗浄をしてもらったが、作業終了後に業者から「排水管が古く、今回の高圧洗浄で水漏れが起きる危険性がある。床下点検をしたい」と言われて承諾すると、床下換気工事の契約をさせられた。
  • 「下水管の点検に来た」という業者に床下修理を勧められ、見積もりのつもりで書面を交わしたが、実際は契約書だったことが分かった。解約したいと伝えたが応じてもらえない。

消費者へのアドバイス

  1. 「点検させてほしい」と訪問してくる業者には応対しないようにしましょう
  2. 点検する場合は、点検結果を冷静に確認し、業者の話をうのみにしないようにしましょう
  3. その場で契約しないようにしましょう
  4. 契約するときは契約書の内容をしっかり確認しましょう
  5. 火災保険での修理をもちかけてくる業者との契約は避けましょう

国民生活センター

不安をあおり契約させるリフォーム工事の点検商法<外部リンク>
「大雪で歪んだ」などと自宅の不具合を指摘して不安をあおる「点検商法」<外部リンク>