避難情報がよりわかりやすくなりました（令和3年5月20日）

ページID：0006664 更新日：2023年7月18日更新印刷ページ表示

避難情報がより分かりやすく変更されました【令和3年5月20日運用開始】

　令和元年台風19号（令和元年東日本台風）では、1都12県309市町村に大雨特別警報が発表され、河川の決壊など同時多発的かつ広範囲に甚大な被害が発生しました。この豪雨においては、避難をしなかった、避難が遅れたことによる被災や、豪雨・浸水時の屋外移動中の被災、また高齢者等の被災が多く、避難勧告で避難しない人が多い中で、警戒レベル4の中に「避難勧告」と「避難指示（緊急）」の両方が位置付けられわかりにくいとの課題も顕在化しました。

　このため、国は災害対策基本法を改正し、警戒レベル4の「避難勧告」と「避難指示（緊急）」については「避難指示」に一本化し、これまでの避難勧告のタイミングで「避難指示」を発令することとするとともに、警戒レベル5を「緊急安全確保」とし、災害が発生・切迫し指定緊急避難場所等への立退き避難がかえって危険であると考えられる場合に直ちに安全確保を促すことができることとするなど、避難情報が改善されました。

当市においても、水害や土砂災害のおそれがある場合に、住民のみなさんが適時的確に避難できるよう、避難情報をお知らせいたします。

警戒レベルごとの「とるべき行動」と「避難情報」
警戒レベル	住民がとるべき行動	避難情報等
警戒レベル5	≪命の危険　直ちに安全確保≫ 避難所等への立ち退き避難がかえって危険である場合、緊急安全確保する ※災害発生・切迫の状況で本行動を安全にとることができるとは限らず、また本行動をとったとしても身の安全を確保できるとは限らない	緊急安全確保（※1）（市が発令）
警戒レベル4	≪危険な場所から全員避難≫ 危険な場所から全員避難（立ち退き避難または屋内安全確保）する	避難指示（市が発令）
警戒レベル3	≪危険な場所から高齢者等は避難≫ ・高齢者等（※2）は危険な場所から避難（立ち退き避難または屋内安全確保）する・高齢者等以外の人も必要に応じ、出勤等の外出を控えるなど普段の行動を見合わせ始めたり、避難の準備をしたり、自主的に避難する	高齢者等避難（市が発令）
警戒レベル2	≪自らの避難行動を確認≫ 安中市災害対応ガイドブック等により自宅・職場等の災害リスクや避難場所、避難経路、避難のタイミング等を再度確認するとともに、避難情報の把握手段を再確認・注意するなど、避難に備え自らの避難行動を確認する	洪水注意報大雨注意報（気象庁が発表）
警戒レベル1	≪災害への心構えを高める≫ 防災気象情報等の最新情報に注意するなど、災害への心構えを高める	早期注意情報（気象庁が発表）

※1…市が災害の状況を確実に把握できるものではない等の理由から、必ず発令される情報ではありません。
※2…避難を完了させるのに時間を要する在宅または施設利用者の高齢者・障害のある人等及びその人の避難を支援する人

防災気象情報について

住民のみなさんが避難行動をとる際の参考となるように気象庁や国土交通省等が発表する情報です。
「警戒レベル相当情報」として、5段階で発表されます。

警戒レベル相当情報
警戒レベル	情報
警戒レベル5相当情報	大雨特別警報、氾濫発生情報等
警戒レベル4相当情報	土砂災害警戒情報、氾濫危険情報等
警戒レベル3相当情報	大雨警報、洪水警報、氾濫警戒情報等

市では、様々な情報をもとに、避難情報を発令する判断を行っています。
必ずしも防災気象情報と同じレベルの避難情報が同時に発令されるわけではありません。
これらの防災気象情報も参考にしていただき、自分の命は自分で守る意識をもって、適切な避難行動をとるようにしましょう。

情報収集について

避難情報や避難所の開設状況は、「防災行政無線」、「安中市メール配信サービス」、「安中市ホームページ」、「テレビ（NHKデータ放送）」などにてご確認ください。
防災行政無線の放送内容が聞き取りづらかった場合は、放送内容を聞き直すことのできる「安中市防災行政無線テレホンサービス」をご利用ください。詳しくはこちらから。