スズメバチについて
スズメバチの生態について
【スズメバチとは】

スズメバチは体長約2~4cmの大型のハチで、攻撃性が強く人を襲うことがあります。
ミツバチと異なり、毒針に釣針のような「かえし」が付いていないので、何回でも刺すことができ、死ぬこともありません。
【巣について】

●巣は低木の枝、人家の生垣や庭木、軒下(種類によっては土の中や樹木の中)などに作ります。
●巣の形状は、初期(春から初夏)は徳利を逆さまにしたような形(このときは女王バチだけ)です。
●6月中旬頃から働きバチが羽化し始めると急速に大きくなり丸いボール型となります。
●9月~10月頃に最大となり、同時に攻撃的でもっとも危険な時期となります。
●冬になると働きバチは死に絶え、女王バチだけが巣を離れて単独で冬を越します。
●巣は1年限りで捨てられ、翌年利用されることはありません。
スズメバチの巣を見つけたら
巣には近づかないようにし、危険が及ぶ場合は、専門業者を紹介しますので、駆除を依頼してください。ご自宅の敷地内にできた巣であれば、安中市環境保健自治団体連合会が一部負担金(5,000円程度)にて駆除を行っています。詳しくは、環境政策課までお問い合わせください。
スズメバチに刺されないために
【服装について】
スズメバチは黒色(黒髪も含む)に対して激しい攻撃性を示しますので、明るい色(白色や黄色など)の帽子や服を着用してください。また、においもスズメバチを刺激しますので、香水やヘアスプレーなどの使用は避けてください。
【行動について】
スズメバチは巣から10m以内に近づくと接近者の周囲を飛び回る警戒行動をとり、さらに近づくと、最後の警告として左右の顎を噛み合わせて「カチカチ」という音を出して威嚇します。
巣に近づいてしまった場合は、黒い部分(頭や目など)を隠し、低い姿勢で少しずつ後退して20m以上離れてください。ハチが目の前に現れた時は、急に向きを変えたり手で払うと、こちらが攻撃していると見なされて余計に危険ですので、じっと身動きしない方が安全です。
スズメバチに刺されたら
まず、近くにハチの巣がある場合は低姿勢で速やかにその場から離れてください。刺されてから数分以内に、傷口をつまんで毒液を体外へ絞り出してください。口で吸い出すのは、口内の傷や歯茎などから毒がしみ込む恐れがありますので、やめましょう。その後、傷口を流水で洗い流し、保冷剤等で冷やしながら、すぐに病院に行きましょう。

お問い合わせ
産業環境部環境政策課
電話:027-382-1111 (内線1882)