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ランドル トーマスさんファミリー
移住者インタビュー 01ランドル トーマスさん(トムさん)ファミリー
インタビュー:2019年4月2日
イギリス、ヨークシャー出身のトムさん。中学校で英語を交えた体育講師を務めながら、安中市内で小学生サッカークラブの運営・指導をされています。
安中市に移住して11年。「子どもの成長を楽しみながら、ずっとこのまちで家族仲良く暮らしていきたい。」と語ってくれました。
Q:安中市に移住したきっかけは?
トムさん:日本に来て約12年になります。安中に住んで11年。安中の前は高崎に1年ほどいました。
もともとイギリスから仕事の都合でアメリカに行き、そこからフィジー、ニュージーランド、東南アジアなど世界中を旅しました。それから仕事の関係で日本へ来て、妻のユミとも仕事の関係で知り合いました。
結婚後、妻の出身地である安中へ来て、最初は賃貸アパートに住んでいましたが、子ども達の成長に合わせてこの家に引っ越してきました。
Q:最初にいらした時の印象はいかがでしたか?
トムさん:私が日本へ来た12年ほど前は、高崎・安中ともに英語表記での案内が少なくて日常生活でとても苦労しました。
今では東京オリンピックなども控え、外国人向けのサービスも増えてわかりやすくなりましたが、当時は私も日本語の理解力が乏しくて大変な思いをしましたね。以前に旅した他国と比べても圧倒的に多言語での情報量が少なくてカルチャーショックを受けたほどです。でも、慣れてくると逆にそれが楽しくなって。レストランでメニュー表を指差して、何が出てくるかワクワクした楽しい思い出もあります。
Q:現在のお仕事は?
トムさん:市内で小学生サッカークラブの運営・指導をしています。それから市外の中学校で英語を交えての体育講師を務めています。
サッカークラブの活動が週6日、中学校講師が週4日とハードスケジュールですが(笑)、小学校低学年から6年生、そして中学生まで大勢の子どもたちと一緒に楽しく毎日を過ごしています。
中学校では、体を動かすだけではなく、英語を交えたイマージョン教育(※)を実践しています。サッカークラブでも学校の授業でも、子どもたちが私のような外国人と関わることで、言葉だけではなくいろいろな刺激を受けてほしいと考えています。
※イマージョン教育とは?……教科として外国語(英語など)を学ぶのではなく、外国語で他の教科を学ぶこと。
Q:安中の良いところはどこですか?
トムさん:もちろん自然が多いところ!ここに住み始めたのも、我が家から見える妙義山を見て一目惚れしたから。ここの景色は最高!!妙義山はイギリス(ヨークシャー)の山と比べても標高が高く、そしてカッコ良いよね。我が家に遊びに来たイギリスの家族や友達も妙義山を見て感動していたよ。
ユミさん:周りのひとがみんな優しい。地域の方や学校の先生方、上級生まで、皆さんがうちの子のことを知ってくれていて、このまちのひとたちに守ってもらっているようでとても安心して過ごせています。
トムさん:庭で子どもと遊んでいると近所の方がいつも声をかけてくれる。DIYでウッドデッキを作っていたら道具を貸してくれたりね。本当にみなさん優しい方ばかり。私は子どもたちをのんびりと育てたかった。学校のクラスも小人数で先生にとてもよく見てもらえているし、お祭りなどの地域行事にも参加できて楽しいですよ。とても理想的な環境です。
ハナちゃん:植物がたくさんあってこのまちが大好き。
ジョージくん:外でたくさん遊べるし、近くにコンビニもある(笑)
トムさん:イギリスにはヘビも熊もいないからね。ワクワクするよ(笑)
Q:安中にもっと頑張ってほしいところは?
トムさん:Change(チェンジ)!! 伝統的なものは残しながらも、リスク、変わることを恐れないで色々なことにチャレンジしてほしいですね。これはまちづくりだけでなく、自分自身にもみんなにも言えること。うまくいかないかもしれないけれど、目の前のことに怖がらずに挑戦する。そして変化を楽しむことがとても大切。それが成長につながると思います。
それからやっぱり芝生のサッカーグラウンドが欲しい。これは絶対に欲しい!お願いします(笑)
ユミさん:東京からも近いし、野菜も安くておいしい。学校の規模もちょうどよくて、安心して子育てできる。友達に羨ましがられるような良いところもたくさんあります。でもまだまだ安中と言ったら○○!これっ!!って言えるものが少ないのかも。
トムさん:自然だけでなくて、梅や温泉、めがね橋など、自慢できる素晴らしいものがたくさんあります。そしてみんなが元気になるように多くのひとが頑張っている。ひとつひとつは小さくてもその光はだんだんと大きくなるはず。安中の魅力にプライドを持ってこれからも一緒にがんばりましょう!
Q:これから安中市へ移住を考えている方へメッセージをお願いします。
トムさん:安中にはやさしいひとが多く、魅力的な場所、素敵なモノがたくさんあります。
安中よりも都会なまちはたくさんありますが、病院や買い物にも困らない。子育てにも最高の環境だと思います。本当におススメです。ぜひ一度遊びに来てほしいね。
ユミさん:私は安中育ちなので、改めて気づくことも無いですが……。良い意味でこれが普通だと思っています。でも、市外から引っ越してきたママ友たちから聞くと、保育や教育環境も良くて、ゆとりをもって子育てができるというお話も聞きます。住んでみないとわからないこともあるけど、ぜひ安中へ来てください。
トムさん:そして一緒にサッカーをしましょう!!
トムさんファミリー プロフィール
ランドル トーマスさん(トムさん)
イギリス ヨークシャー出身。笑顔が素敵なイケメンパパ。日本へ来て約12年。今では日本語も堪能で、だれとでも友達になれるナイスガイ。
ランドル 由美さん(ユミさん)
安中生まれ、安中育ち。地域で活躍する夫を支えながら、二人の子育て真っ最中のしっかり者ママ。
ランドル晴慈くん(ジョージくん)
小学校5年生。将来の夢はプロサッカー選手、好きなサッカー選手はブラジル代表ネイマール選手。
ランドル英ちゃん(ハナちゃん)
小学校3年生。スヌーピーと植物(花)が大好き。