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介護保険制度とは?
急速に進む高齢化
安中市の総人口に占める高齢者の割合は年々増加傾向にあります。平成27年度には高齢化率が30%を超え、今後の超高齢社会に向けて益々介護の対策が重要な課題となっています。
H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 | H31 | R2 | R3 | |
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総人口 | 61,637 | 61,473 | 60,803 | 60,099 | 59,315 | 58,632 | 57,861 | 57,187 | 56,423 |
65歳以上 | 17,820 | 18,319 | 18,855 | 19,245 | 19,546 | 19,827 | 19,977 | 20,044 | 20,111 |
高齢化率 | 28.9 | 29.8 | 31.0 | 32.0 | 33.0 | 33.8 | 34.5 | 35.0 | 35.6 |
100歳以上 | 42 | 43 | 45 | 41 | 43 | 54 | 62 | 62 | 67 |
※各年度4月1日現在
家族による介護の限界
介護に必要な期間が長期化し、また介護する家族の高齢化も進んでいます。このように、家族だけで十分な介護をすることが難しくなっています。
医療と福祉の縦割り
高齢者介護に関する制度は、介護保険制度が始まるまでは、医療と福祉が縦割りとなっていたため、中間所得層の負担が重かったり、介護を理由とする長期入院(社会的入院)等医療サービスが不適切に利用されている等の問題があり、介護についての統一的なしくみが求められていました。
そこで、介護保険制度!
以上のように、高齢者介護の問題は誰もが直面する重要な問題です。誰もが安心して老後生活を送ることができるように、平成12年4月から、社会全体で介護を支え合うしくみ「介護保険制度」が施行されました。
介護保険制度創設のねらい
私的介護から公的介護へ | 老後の最大の不安要因である介護を社会全体で支えていく |
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社会保険方式 | 税金によらず、保険料という社会保険方式により、給付と負担の関係を明確にする |
措置から契約へ | 従来の縦割り制度を再編成し、利用者の選択により、さまざまなサービス提供事業者から保健、医療、福祉のサービスを総合的に受けられる |
医療費増大の縮減 | 介護を医療保険から分離し、社会的入院解消の条件整備を図るなど、社会保険構造改革を進めていく |