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移住者インタビュー:澤田 延之(さわだ のぶゆき)さん
移住者インタビュー 04(note#3) 澤田延之さん
インタビュー:2025年5月23日
写真1:澤田さんご夫婦
こんにちは!
安中市地域おこし協力隊の平間です。「移住・定住コーディネーターとして、令和6年4月に東京都から移住してきました」
このシリーズでは、安中市に移住してきた方々に実際の安中暮らしを赤裸々に語ってもらいます。
今回は松井田町にある梅農家「konohanaen」を夫婦で経営する澤田延之さんに移住者インタビューをしました。
澤田さんとは群馬県が企画した「Hit Hotサウナ コンソーシアム」と言うサウナ商品開発で知り合い、私の旧姓が澤田であった事で親近感がわき、その後、夫婦共々仲良くさせていただいています。
家族構成 配偶者と配偶者の父と同居
出身地 栃木県
移住前の居住地 東京都(約30年間)
2017年に安中市松井田町へ移住
畑の管理を澤田延之さん 加工業は奥様の澤田園子さんが担当
株式会社konohanaen設立
HP(https://www.konohana-en.com/<外部リンク>)
写真2:Konohanaenロゴマーク
目次
1.インテリアデザイナーから梅農家へ
2.そもそも移住したきっかけは?
3.家業を継承する事に迷いはなかったですか?
4.頭の中で立体から図面へ
5.移住してきて困ったことはなかったですか?
6.移住して7年。今はどうですか?
7.安中市の魅力を教えてください!
8.参加したいコミュニティは?
9.移住前と比べて生活はどのように変化しましたか?
10.移住後に大変だった事
11.どのような事があれば今後も楽しい生活ができると思いますか?
12.いま、安中市を移住先に考えている方がいたらかけたい一言を教えてください!
1.インテリアデザイナーから梅農家へ
『移住前のお仕事は、農家とは全く関係ない仕事をしていました』
そう話す澤田さんは建築系ゼネコンの現場監督やインテリアデザイナーとして国内出張や海外出張が多く世界を飛び回る仕事をしていたそうです。
『たとえば日本で海外のデザイナーが手掛けた店内を「日本人に合ったアレンジをして」と指示される。
それをベースに日本人の目線の高さ(身長)、髪や目の色などを考慮し、日本人に合うデザインに修正して店内内装や装飾をするイメージかな』
なんと!!「日本初上陸のH&М(銀座店)やディズニーストア」の店内デザインを手掛けたのも澤田さんのチームだったそうです。
2.そもそも移住したきっかけは?
『もともと妻の実家が松井田で織姫、白加賀や南高梅を管理する梅農家でした。
両親が高齢となり継承する人はいなく、このまま無くなってしまうのは勿体ない!どうにかしないといけない。
と思い、思い切って家業の継承をする事にしました』
写真3:梅の木を剪定する澤田さん
━とは言え全く違う仕事にチャレンジするってハードルが高いじゃないですか。どのように乗り越えたのか気になります・・・
3.家業を継承する事に迷いはなかったですか?
『それが・・・特に無かったんだよね。
妻の父が梅農家の仕事を伴走し、しっかりと教えてくれるって話で。
誰も指導者がいなかったら無理な話だったけどね。
もともと畑の管理は父で、加工品の担当は母の役割だった。
それをそっくり夫婦で受け継いだのよ。
ただ、義母は受け継ぐ前に死去してしまい、大変だったのは妻の方かもね。
教えてくれる人がいないんだもん』
━すごい・・・澤田さんの強い意志や勇気、温かい優しさをすごく感じました。
4.頭の中で立体から図面へ
『全く違う職種の仕事をしていますが・・・実はどこか似てるんだよね。
前職では立体的な建造物を図面にする仕事もしていた。
今も立体的な梅の木を見たら頭の中で図面に変換できるというか、見えるようになってきて・・・
どのように剪定したら良いか分かるように自然に頭の中で描けるようになっていた』
『いいよ~大自然に囲まれて、大音量で音楽聞いていても迷惑にならないんだから。最高だよ(笑)』
ー澤田さんは音楽聞くのが好きで畑で作業しながら一人で仕事に没頭するのがリフレッシュになっているそう。
5.移住してきて困ったことはなかったですか?
『知り合いがいない。それが孤独に感じたことかな』
ー移住してきてからお世話になった人は近所にお住まいのロックバンド歌手G-Freak Factoryの茂木さん。
澤田さんの奥様である園子さんの幼馴染で、唯一、手を差し伸べてくれた方だそう。
『5月に移住してきて、その年の11月に「ランタンフェスティバル」があると誘っていただき、それをきっかけに人との繋がりがやっと増えた。
東京では会社に所属していたから、上司や同僚、部下など人との関りが常にあったけど、知らない土地に来て家業だと誰とも出会わないからね』
写真4:梅の木を見つめる澤田さん
6.移住して7年。今はどうですか?
『正直、孤独感はありますよ(笑)仕事帰りに友人とお酒を飲んだりができませんからね。
ただ、人との繋がりが増えた今は楽しく過ごせていると思います。』
写真4:梅畑へ向かう澤田さん
7. 安中市の魅力を教えてください!
『雄大な景色、都心へのアクセス、高速道路・新幹線、軽井沢への近さ、高崎へ40分に対し軽井沢へ20分、地域の歴史的建造物が沢山ある事。
地震や自然災害が少ない地域だからこそ、昔の建物が残っているんだろうね』
━なるほど・・・確かに自然災害は少ないですね。地震が少ない事でも有名な群馬県ですが安中市は特に災害が少ないですもんね!
8.参加したいコミュニティは?
『先ず、コミュニティがどの様に存在するか知りたいです。そこに行けば誰かがいる場所があったら行きたいですね』
9.移住前と比べて生活はどのように変化しましたか?
- 景色を愛でる時間
- 規則正しい生活
- 3食ごはんを食べる
- 日常的にゆとりを持つ生活が増えた
『3食きっちり食事を摂る事なんてなかったし景色や空、月や星を見る事もしなかった。
東京で仕事していた時は時間に追われる生活をしていたからね』
写真5:梅を眺める澤田さんご夫婦
10.移住後に大変だった事
『何と言っても車の運転が苦手でした。
18歳で免許取ったけど車を乗る生活はしてなかったし、ペーパードライバーでした。
でもこっちじゃ車がないと生活できないし、軽トラはマニュアル車だからね。
必死で練習しましたよ』
━駅近でない限り車が必須ですもんね。
11.どのような事があれば今後も楽しい生活ができると思いますか?
- 道の駅が早くできる事
- 通過点ではなく目的地として観光客などが増える事で市内が賑わう事
写真6:Konohanaenからの景色をSlのヘッドマークに
12.いま、安中市を移住先に考えている方がいたらかけたい一言を教えてください!
『高速道路・新幹線と交通手段の豊富さを考えると、居住地としては、都心部までの通勤も簡易的な場所です。
軽井沢・伊香保・川場などの観光地まで1時間以内で行ける利便性の良い地域』
『梅仕事、興味ある方は是非気軽に遊びに来てください!!』
インタビューアー:平間麻衣子(安中市移住・定住コーディネーター)
安中市移住・定住コーディネーターへの移住相談申込みフォーム→https://logoform.jp/f/Tnwdf<外部リンク>