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浄水場のしくみ | 上水道工務課

ページID:0002265 更新日:2023年7月18日更新 印刷ページ表示

ろ過方式について

安中市は原水の水質の特徴などから緩速ろ過、急速ろ過、膜ろ過の三つのろ過方式を採用しています。

緩速ろ過

砂の表面の微生物の粘質膜の働きで、原水の濁りや細菌、異臭味などを砂の層をゆっくり(1日2〜4m)通過させて取り除く方法です。この方法は電気や薬品を必要としないため、費用を安くすることができますが、水源水質に問題のない事や、ろ過池は広い面積を必要とします。

急速ろ過

緩速ろ過と違い砂層に生物膜はできませんので、濁りなどを効果的に除去するためにろ過池の前に薬品沈澱池を設けてあります。ここでは原水に凝集剤を加えて原水に混ざっている濁りや微生物をさらに大きくして沈めた後、上澄み水をろ過池で砂層を速い速度(1日120~150m)で通して細かい濁りや細菌を取り除く方法です。この方法は電気や薬品代などの費用はかかりますが、増水時の急な濁質の上昇などに対応ができ、ろ過速度が速いため設備面積が少なくて済みます。

膜ろ過

中空糸膜というろ過膜でろ過します。膜には人間の髪の毛1本の太さの約1000分の1の0.1マイクロメートルの穴が無数にあり、原水を通過させて濁り、細菌、クリプトスポリジウムなどを取り除きます。自動運転が可能で維持管理の省力化ができます。

浄水場は、河川の水や湧水を飲料水として安全な水を作ります。一般的な急速ろ過施設(例)
急速ろ過施設の画像

  1. 着水井または急速かくはん池
    流入量測定を行い、原水中にある小さいゴミや軽いゴミなどの汚れを沈めるために薬品(凝集剤、次亜塩素酸ナトリウム)を混和します。
  2. フロック形成池
    薬品の付いた汚れなどを大きく重くします。
  3. 沈澱池
    大きく重たくなった汚れを沈めてきれいな水にします。
  4. 急速ろ過池
    水の中に残っている小さなゴミや藻(も)などを砂の層でこして、さらにきれいな水にします。
  5. 浄水池
    ろ過した水に薬品(次亜塩素酸ナトリウム)を入れて消毒した水を貯めておきます。
  6. ポンプ場
    飲んでも安全になった水を送ります。